読書感想文・読書メモ「下流老人」 自己責任の言葉は他者に使うな自分に使え

暑いし、色々テンパってるし、季節柄、生涯のカタキが接近してくるし、ヘロヘロです。黒虎です。

やっと、ついに、このブログ(55kurotora.wordpress.com)のアクセス数が累計1,000を超えたよっ。2か月足らずでの達成。うーむー。すっごく自慢できる数字というワケでもなく、しかし、これだけのかたに見ていただいたのは、やっぱり嬉しくもあり。

これ読みました

さて本題。

下流老人 一億総老後崩壊の衝撃 (朝日新書)
藤田孝典
朝日新聞出版 (2015-06-12)
売り上げランキング: 126

この本を読みました。けっこう売れてるんですね。Amazonのカテゴリ1位をゲットしてます。読みやすい文章で、そう時間をかけなくても読めます。

どんな本か

「マァ若いのに立派ねぇ」と近所のおばちゃんのノリで読み始めてしまいました。著者は1982年生まれだそうです。年下…。NPO法人の代表理事を務め、日ごろ「下流老人」を支援してきたフィールドワークの見聞を活かして、この本を書いたようです。生々しい、「無料低額宿泊所」の実態が、写真付きで紹介されていたりします。

著者は、思いやりがあって優しい人なんだと思います。

下流老人の現状と将来の見通しを憂い、社会福祉制度の不備・不足を嘆く立場で書かれています。…とこのあたりは私も異論はなく、ただ、まったく同じ意見というわけではないです。

著者は、下流に至るのは社会のためであり自己責任ではない。生活保護は権利としてためらわず受給すべきという意見で(かなり乱暴に端折ると)、社会(というかお国)をターゲットとして問題提起しています。

気になったところ

(著者に相談に来る「彼ら」は)老後の貧困は想定外の事態だというのだ。(略)わたしは下流老人に至るのは想定外だとは思わない。(略)多くの人々は「自分は大丈夫だろう」という根拠のない自信をなぜか抱く。(47P)

わたしの同世代はさらにマズイことになるのだろうと読んでいるのだけど、周りの同世代にその危機意識があるのかどうか、イマイチ分からない…。そもそも、結婚するのできるの、で老後どころじゃないのだ。

ブラック企業が蔓延し、多くの青年層が低賃金で長時間労働を強いられているなか、さらに親の介護を期待するのは酷だと言える。もう子どもが親の介護をする時代ではないのかもしれない。(P86)

そう。そりゃそうですともよ。

「でもアナタのとこはブラックじゃないでしょ」とかそういう問題ではなく。ブラック企業が蔓延るような時代にあくせく働いているというのはどういうことか、ということを、推して知れよ、と思って日々暮らしていますともよ。

家族をつくらないということは、老後に社会的孤立のリスクが高まるということでもある。

そして、生涯一人で暮らす人々がここまで増える社会をわれわれは想定していない。(P121)

個人的には孤独死そのものはそれほど危機だと思わない。…片付けが大変そうではあり、そのコストは恐るべきものだとは思うけれど、当人にとってのリスクとしては、という意味で。

それより、孤独死なんかが起き得るような状況であるということは、孤独死に至るまでに大変な困窮を極めた暮らしがあるであろうから、その期間のほうがより恐ろしいと思う。わたしは、帝王切開のあと、親族等の助けをほとんど得ず、夫も仕事で不在がちという生活を経験したけれども。身体が万全ではなく、誰の手も借りられず、なおかつ独りで課題に立ち向かう、という状況は、

本当に、

病む。

自分や子供の生き死にに関わるギリギリのところだったと思う。

でも、こんなような状況が、これから我々世代の少なくない数が巻き込まれていいく状況だと思う。そしてもしかしたら、先日の、新幹線で焼身自殺した人も。

そして、この著者と同じくわたしも、一億総独居老人になる社会を、誰も想定できてないだろうと思う。波状攻撃的に襲い掛かってくる不都合の前に、想定を尽くすのが追いつかないだろうと思う。

いっぽうで、友人、知人で、財界であるいは政界で、このことへの問題意識を持ち、社会を変える努力をしているひとたちがいる。あたらしいカタチの住環境を模索し、稼働を始めていたり、公的なサービス化の検討をしていたり。間に合うだろうか。間に合って欲しい。

…他には、成年被後見制度の利用推奨なんかも書かれてた、な。さらっとだけど。この制度、実態はどうなんだろうか。気になる。

こういう人に読んでほしい
  • 楽観的な性格の人 自分は大丈夫と思っている人
  • 生涯独身の可能性がある人
  • 収入が伸びないと感じている人
  • 非正規雇用・自営業・フリーランスの人
  • 貯蓄・資産形成ができてない人
  • 「年金払ってるから大丈夫でしょ」と思っちゃってる人
  • 逆に「お金があるから大丈夫でしょ」と思っちゃってる人

「自己責任」は他人に言うな、自分に言え。

わたしはこの著者ほど穏やかではないので、「自己責任」の言葉を使うべき場面もあると思う。

つまり、他人様に向かって言うべきことではないけれども、自分のことは自分の責任であることは間違いないよ。そして、そう思うことが、将来のわが身を助くのだと思う。本を読んで、情報を集めて、お金を蓄え、運用して増やし、パートナーはもちろん友達は大事に。

…などと偉そうにいってる場合ではないので、やっぱりあくせく働くのだけども。

したらばこれにて御免。黒虎でした。

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